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その5 足の機能構造

足の機能構造から、足について考えてみよう。

まずは足の骨格から。

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趾骨が14本、中足骨が5本、足根骨が7個、これに種子骨2個を加えて片足28個で構成されている。

特に踵骨は一番大きい。これがかなり意味が深い。

現代・日本人の多くがつまさき加重になっている。指の付け根にタコができている人は確実につま先。

指の骨(趾骨・中足骨)と踵骨を比較しても、踵骨の方が大きくしっかりしています。
その上に距骨・腓骨脛骨(すねの2本の骨)があり、ここに重みが乗った方が効率がいい。
そのために大きくしっかりしていると考えられます。

わかりやすくいうと、逆立ちの時、手のどの部分に体重を乗せますか?

指側で乗ったら、訓練していない人は折れるはず。

同じ体重を支えるのに、手ではやっていることを、足でやらないのか?
というのが疑問にあります。

なので、無理をしているわけですから、骨や皮膚が変形(外反母趾・タコ)してしまうのです。

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プロメテウス解剖学アトラスより


これらの28個の骨は靱帯や関節包でガッチリとつながれている。
写真資料は深層の部分ですが、何層にもわかれて繋がっています。

余談ですが、ここで引用した『プロメテウス解剖学アトラス』は大変美しい画でわかりやすいと評判の解剖学本です。少し高いですがオススメの一冊です。
ここでは、一部の筋肉、骨格しか引用掲載していないので、興味のある方はご覧になってください。

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次に足の筋肉を見てみましょう。
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プロメテウス解剖学アトラスより

足(足指)を動かしている筋肉の多くは、膝の下あたりから繋がっています。

みなさんがイメージしていたよりも、意外と遠くからではないでしょうか?

最近、外反母趾などの変形で、足指の動きが悪くなっている人が多いですが、足指がキチンと動くということは、脚全体が動くということ。

特に膝から下の下腿は動かされるのです。

よく『ふくらはぎを揉んで、むくみ解消』といわれますが、部分を動かしても根本解決はむずかしいようです。

普通は歩いているだけで、脚全体が動き、むくみ、冷え性などは基本的に起こらない仕組みになっています。


足底の圧緩衝系をみてみましょう。

厚さ2cmの皮下結合組織は蜂の巣状の脂肪組織からなっており、圧力をやわらげています。

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ニュートンの作用・反作用の法則に基づいて、足底面が床を押している力と同じく、床も足底面を押してきます。
これを『床反力』といいます。


ジョギングで足が着地するたびに受ける地面からの『床反力』は体重の3~4倍とされています。

体重×(倍数)×着地回数×距離=片足の床反力

60kg×3×500回(1kmで片足500回と想定)×10km=900トン!

床反力を推進力に使っている部分もあるし、すべての圧力が身体にかかるわけではないですが、すごい数字ですよね。

ちなみに歩行の『床反力』は1.2倍といわれています。

60kg×1.2×500回(1kmで片足500回と想定)×10km=360トン!

ウォーキング・ハイキングよりも、ジョギング・マラソンで膝・股関節・腰を痛める人が多いのは納得ですね。


アスファルトの上を裸足で走るときにかかる衝撃は【17G】という報告もあります。
これは時速54kmで走る自動車が、ブレーキをかけずにブロック塀に衝突したときと同じだそうです。

しかし、そんな衝撃を感じたことはありませんよね?

身体というのは、しなやかなバネのように圧力を逃がす仕組みになっています。

ジョギングの方が『床反力』が強くても、うまく圧力を逃がしていれば問題ありません。
なので、人間は100km以上をどこかに障害を出さずに歩いたり、走ったり出来るのです。


膨大な圧力をやわらげる仕組みはまだあって、それが足のアーチ構造(足底弓蓋・土踏まず)です。
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このように3つのアーチでテント構造になっています。

アーチ構造モデルを銅線で作ってみました。
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これが意外としっかりしていてビックリです。

骨、靱帯、筋肉、脂肪組織、血管(血液)といった支持組織で、自重や反力に耐えられる構造になっています。


みればみるほどよくできていますね。


ヒールはそのまま履くと、下図のような体重負荷率になってしまいます。
イタリア人女性はヒールを履いても平地のように踵に乗っているので足は崩れていません。
BARも立ち飲みです。

踵に体重を乗せる方法は別の機会に書きたいと思います。

ちなみにヒールの高さは、3~5cmが自由に動ける理想の高さですね。
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こちらは足の血管標本です。
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血液も身体の支持組織の一つです。

液体では?

と思われる方もいるかと思いますが、血管というホースに血液が流れています。消防車のペラペラホースが水が通るとしっかりするのと同じですよね。あるいは、男性のナニが拡大縮小するのも血液ですよね(笑)
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ちょっと分量が多いので、続きを書きます。
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プロフィール

松田俊輔

Author:松田俊輔
こんにちは。足半屋主人の松田俊輔ですm(__)m

1978年3月17日生まれ
猫2匹が居候中

趣味/登山(関東百名山に挑戦中)・読書(漫画)・カメラ(写真)・ストレッチ・ライブ巡り・猫のお腹に顔を埋める

好きな食べ物/カレー・餃子・唐揚げ・讃岐うどん・ナマビール

夢/田舎暮らし


仕事は整体師をしていますが、来られる方の足が年々崩れていくコトに危機感を感じて、なにか出来るコトはないかと模索していく中【足半】(あしなか)という昔の履物に出会いました。

足半は記録が残っているだけでも、鎌倉時代から戦後ぐらいまで、ざっと7~800年ぐらいは履き続けられた、普通の長さの半分しかない草鞋です。
約60年ぐらい前までは、農村・漁村で作業用に普通に用いられていました。

今でも、足半は竹皮製・布製が手に入りますが、使い方が【ダイエットスリッパ】のような、つま先立ちを推奨しています。

例えば、【ハサミの刃側】を持つようなモノです。
いくら道具が優れていても【使い方】が間違っていたら、結果がでないだけなく、危険な側面もあります。

残されている文献・資料を基に約1年かけて復元しました。
正しい足半の使い方と足に関する情報を提供していきます。

どうぞ、ごひいきに。

*当サイトはリンクフリーです。

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